正社員有効求人倍率は0.78倍で5ヵ月連続で1.0倍割れに。
新型コロナウイルス感染症は依然予断を許さない状況が続いており、その影響は人材業界にも及ぼし続けております。緊急事態宣言解除から5ヶ月が経過し、Go To トラベルキャンペーンに東京都も加わることとなった、この状況下で、有効求人倍率はどのように変化しているのでしょうか?
厚生労働省で発表された資料を報告させていただきます。
2019年12月には1.13倍あった正社員の有効求人倍率も、4月に1.0倍を割り、そこから4ヶ月減少を続け、8月には0.78倍に。
新型コロナウイルス感染症に関連した解雇・雇い止めにあった人数(見込みを含む)は、9月25日時点で6万923人となり、製造業と飲食業でそれぞれ1万人前後に達していると、厚労省が集計していました。
有効求人倍率が現象の一途を辿る中で、新規求人倍率は1.82倍と、前月比で0.10ポイント上昇をしていることから、コロナの影響を受けながらも少しずつ求人数の回復がみられる結果となりました。
対前年同月比で宿泊業,飲食サービス業がワースト1位に
8月の新規求人は対前年同月比で27.8%減となり、最も大きく下回った業界を産業別に見ると、宿泊業,飲食サービス業で49.1%減、次いで生活関連サービス業,娯楽業で41.0%減、製造業で38.3%減、情報通信業で34.6%減、卸売業,小売業で34.0%減となりました。
新規求人が減少する一方で、有効求人は前月比0.9%増となり、有効求職者は4.7%増となりました。
まとめ
本記事では、厚生労働省が2020年10月2日発表した、一般職業紹介状況の中から、主に正社員有効求人倍率についてお伝えしました。
2020年8月の正社員有効求人倍率は0.78倍と、終息が見えないコロナ禍で、経済状況の悪化の影響を受け、雇用情勢の厳しさが続いていることがわかります。
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